食禅(じきぜん)をご存知でしょうか?

 食禅とは食べものを禅の精神でしっかり味わうと言うものです。

 私たちはともすると、口に入れ多くても10数回くらいの咀嚼でそのものの味を理解したと思い、飲み込んでしまいます。

 「おいしい!」って思ったものほど、咀嚼回数は少なく、つまり「味わい」という行為を行っていないのではないでしょうか?テレビのグルメ番組でも「おいしそう!」「映える~ぅ」→スマホでパシャ!→「溶けるぅ~」「歯がいらない」これは味わっていませんね、口に入れたときの幼稚な味覚に反応しているだけです。わかりやすい美味しさに慣らされ、場所をわきまえず大声で(コロナ禍では控えめになっていますが・・・)「おいしそう!」そして食べる前の記念撮影、食べ物は見た目と一口目の美味しさのみがもてはやされてしまっている。

 和食のよさといいつつも「だし」や、「調味料」に頼りすぎ、素材の持ち味ってわからなくなっていませんか?

 さてさて、まずは実践してみましょう

 なにも準備は要りません

 Simple practice ------------ いつもの食事のときに --------------

 

 まずは「いただきます」と言ってみよう

 ・食事に集中するためにテレビを消すのもいいですね 

 すぐに箸(カトラリーかな)を付けずに盛り付けを楽しみましょう

 ・どんな食材が使われていますか?

 ・どんな順番に食べましょう?

 

 口に入れたら箸を置き、30~40回くらい咀嚼してみてください。

 ・嚙んだ時どんな感じですか(感触・味覚・かおり・・・)

 ・咀嚼が進んだ時、何か変化はありますか?

 ・飲み込んだ時、何が感じられましたか?

 そのときの味わい、味の変化を自分の感性で受け入れてみましょう!

 あなたが感じたことを言葉にしてみましょう

 ・口に出す必要は在りません、感じたことをあなたの中で言語化すればいいんです

 

 食事に集中して、そこから自分の言葉で考えるだけです

​ ・この時はインスタ映えとか、食材や料理について検索したりはやめましょう

 自分の頭で自分の言葉で考えることが大切です

 ​最後は「ごちそうさま」ですね!

 いつもの「おいしい」という感覚だけでなく、その食べ物が噛む事に寄って変化していく、それを自覚してみてください。

そして、飲み込んだあとの余韻も意識してみましょう。

なんと豊富なのでしょう!

と、きっと感じると思います。

忙しい現代、たった40回噛むだけで豊富な世界が広がってきます。これこそ本当の意味の時短ではないでしょうか?

​ コロナが落ち着いたら、食禅のイベントを計画中